2016年 07月 16日
湯浅年子『パリに生きて』より |
『日本の30前後の人の心理には大変理解しにくい道徳性の切断があるようである。結局は「人のことを考えていたら生活できない」という哲学ー戦争末期の日本の生活の影響からかーがすべてを割り切ることになるらしい。そこには全く他人の迷惑とか被害とかは計算に入っていないのである。自分の人格の尊重ということなどまして計算に入っていない。無道徳という言葉がもしあるとすればそれである』ー1972年1月23日(日)
by jj111iii2016
| 2016-07-16 04:20
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